アメリカのモールの興亡: 未来への第一歩は?
By Bloomberg Originals · 2021-04-14
アメリカのモールは長年ショッピングの中心地となってきましたが、その興亡をたどってきました。現在はコロナ禍による影響もあり、未来に向けてどのような展望があるのでしょうか?
未来のショッピングセンターへの第一歩
- 1950年代に現れ始めて以来、ショッピングモールはアメリカのショッピング体験の典型となってきました。
- 1970年代に一大黄金期を迎え、アメリカの社交的な公共の場として栄えました。
- 昨今、多くのモールで閉店した店舗や閑散とした通路が目立ち、コロナ禍によってさらなる問題を抱えることとなりました。
- モールの成功の鍵は、アンカーストアと呼ばれる外向きの大型店舗にあります。これらの店舗が多くの来客を呼び込むため、彼らは非常に少額の家賃を支払う傾向にあります。

未来のショッピングセンターへの第一歩
モールオーナーの収入源
- モールオーナーの収入の約80%は、モール内のインラインストアから得られています。
- 過去数十年間、モールはさまざまな側面からの課題に直面してきました。
- まず、モールがあまりにも多すぎるという点が挙げられます。
- 90年代初頭から、モール同士の競争が始まりました。カナダよりも1人当たりの小売店舗面積がはるかに多く、ヨーロッパよりも約7倍もの小売店舗面積があります。
- 2008年の金融危機以降、小売支出が大幅に減少し、モールや特にそのデパートも急速に成長していた新たな課題に直面しました。
- モールは、2000年代初頭からオンラインショッピングの台頭によって苦戦し始めました。突然、モールに行って何かを購入しなければならないという縛りがなくなりました。自宅で簡単にショッピングができるようになったのです。
- 長年にわたりデパート全体の存在意義は低下してきました。多くのデパートが閉鎖され、その影響はシアーズやJCPenneyなどの破産にも表れています。
- デパートが閉鎖を始めると、通常はそれに伴いモールも閉鎖することが多いのです。
- ジョージア州南西部のアトランタにあるグリーンブライアモールは、現在のモールの課題を象徴するような存在です。1965年から存在し、アトランタの黒人が多く住む中流階級地域にサービスを提供してきました。モールの歴史を考えると、グリーンブライアは完璧なモールの範本のような存在でした。
