ストライプのCTOデイビッド・シングルトン氏による卓越性を育むカルチャー構築
By Lenny's Podcast · 2023-05-04
ストライプのCTOであるデイビッド・シングルトン氏による卓越性を育むカルチャー構築について紹介します。エンジニアリングチームの製品志向、製品マネージャー、フリクションログの実践、エンジニアリングマネージャーの役割、エンジニアリングプロセスの改善、リーダーシップとタイムマネジメントに焦点を当てています。
プロダクトマネージャーの採用と製品志向エンジニアリング
- ストライプでは、エンジニアリングチームが非常に製品志向であったため、最初のプロダクトマネージャーの採用がかなり遅れました。しかし、最初期のチームのメンバーは全員製品マネージャーとして行動し、製品に関する深い理解を持っていました。
- 製品マネージャーは、現在ストライプで非常に重要な役割を果たしており、ビジネスの成長や製品の開発において貢献しています。
- 製品マネージャーは、ユーザーのニーズを理 解し、それに基づいて製品開発の方向性を決定する役割を担っています。また、製品マネージャーがチームと協力して製品の開発や改善を推進することで、ストライプの製品開発に重要な役割を果たしています。
プロダクトマネージャーの採用と製品志向エンジニアリング
フリクションログの実践
- フリクションログは、製品チームにとって非常に価値のある実践であり、製品全体の統合を保ちながら、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための重要な活動である。
- ほとんどの製品チームでフリクションログを定期的に実施し、製品の改善に向けた行動を着実に進めている。
- フリクションログにはテンプレートがあり、ユーザーや解決しようとしている課題などを具体的に記述することで、チーム全体が同じ目線で改善に取り組めるようになっている。
- 達成した良い点についても明記し、チーム内での認識や評価が行われている。また、このようなポジティブなフィードバックはチームのモチ ベーションにもつながっている。
フリクションログの実践
エンジニアリングマネージャーの仕事
- Stripeのエンジニアリングマネージャーはチームが正しい方向に進んでいるか、どこでつまずいているかを理解することが重要
- 工数を確保するためにロードマップと計画を立てる際に、問題が発生した場合の対処や補修を考慮に入れる必要がある
- エンジニアリングマネージャーは、テクニックを駆使してユーザビリティの向上に貢献し、チームの計画に貢献する
- 定期的なエンジニアケーションを実施し、フリクションログを取ることでチームが直面する課題や改善点を把握する
- チームの計画を指導するには、実務経験を積むことが重要である
エンジニアリングマネージャーの仕事
エンジニアリングプロセスの改善
- 開発プロセスでは、自動化テストを重視し、変更が本番環境に影響を与えないようにするための工夫が多く取り入れられている。
- テストスイートを充実させることで、エンジニアが行うすべての変更が本番環境に適用される前にテストされる。
- 本番環境への変更は、初めはごく一部のトラフィックから始まり、段階的に増やしていくことで問題を早期に検出できる。
- トラブルシューティングにおいては、障害発生時の対応だけでなく、将来の同様の問題を予防するためにも取り組んでいる。
- AIや機械学習の技術も積極的に活用し、業務効率の向上や利用者へのサービス提供に活かしている。
エンジニアリングプロセスの改善
リーダーシップとタイムマネジメント
- トップダウンの姿勢や時間の管理方法が組織文化を形作ると強調。
- 週の初めに、達成すべき目標をリストアップすることで、一週間を効果的に過ごすための指針を作成。
- 予期せぬ出来事に柔軟に対応できるよう、ダイナミックな考え方を推奨。
- 小規模でも大規模でも、ユーザーのニーズを重視した計画と優先順位付けが重要。
- ストライプが提供する新機能やイノベーションに期待が寄せられている。
リーダーシップとタイムマネジメント
Conclusion:
ストライプのCTOであるデイビッド・シングルトン氏による卓越性を育むカルチャー構築についてご紹介しました。製品チームの実践やエンジニアリングマネージャーの仕事、そしてリーダーシップとタイムマネジメントについて知ることで、ストライプが提供する新機能やイノベーションに期待が寄せられていることが伝われば幸いです。