NEC DX事業説明会(2023年8月30日)についての詳細と展望
By NEC(日本電気株式会社) · 2023-09-21
NECの中期計画2025、ビジネスモデル、次世代AI技術、航空会社の顔認識システム、最新技術と人材についての説明会内容と展望について詳しく解説します。
NECの中期計画2025についての詳細
- NECは、2025年までにDX人材を5,800人から20,000人に拡大する計画で、ABeamを加えてグローバルな提携を活用し、NECのテクノロジーを縦横に活用してプラットフォームを展開することを計画しています。
- 2022年には、CoreDX領域の売上が2400億円に達し、ITサービス全体の売上が13兆円のうち、その約15%を占めました。この数字は赤字だった2年前から大きく成長しており、中期計画の達成に自信を持っています。
- NECは、独自開発を含むこの分野への投資を継続し、昨年度に赤字から黒字に転換し、収益に貢献するビジネスに成長しました。
- NECデジタルプラットフォーム(NDP)は、共通の技術基盤と手法を包括したものであり、グループ企業との連携を図り、マイクロソフト、AWS、オラクルなどとの協力関係を強化しています。
- NDPは技術開発や人材ナレッジも含むプラットフォームであり、顧客や社会、ビジネスのDXを支援する基盤となっています。
NECの中期計画2025についての詳細
ビジネスモデルと戦略コンサルティング
- 4年前に会社に入社し、このビジネスモデルについて3つのモデルを具体的に話している。原則と呼ばれているが、このビジネスモデルには4つの構造がある。
- ビジネスモデルについて具体的には、2019年に会場で発表し、基本的には同じ原則で取り組んできた。
- 戦略コンサルティングは当初なかったが、現在は500人以上のチームに成長し、今後1000人を目指す計画を発表。
- また、テクノロジーの進化に伴い、製品やサービスの開発ロードマップを2020年まで決定し、お客様と協力してコンサルティングを行っている。
- 自社の特徴として、10年先のテクノロジーを常に意識し、デバイス、アプリケーション、インフラのロードマップを作成している。
ビジネスモデルと戦略コンサルティング
次世代AI技術の進化とNECの取り組み
- 自己無私の法則による飽和状態とされていたものが、三次元積層技術の進化により、性能が圧倒的に高まっています。
- AIのソフトウェア技術として長年取り組んできましたが、従来の機械学習ではなく、いわゆるディープラーニングが新たな自己学習に関わるため、性能が圧倒的に進化しています。
- 今話題の5Gではなく、既に6Gが登場しており、その性能は現行のものの100倍と言われています。
- 自動化とデータ量の急増が2025年までに大きな変化をもたらすと予想されており、NECではAIに重点を置く方針です。
- オラクル、AWS、マイクロソフトとのグローバル提携により、AIによるサービス提供を圧倒的なスピードで行うことが可能となります。
- NECでは日本語に対応した独自のAIモデルが開発され、その価値が高く評価されています。また、CDO直轄の100人のプロンプトエンジニアチームも設立されました。
- AI技術はセキュリティ領域でも不可欠であり、攻撃からの迅速なリカバリーが重要視されています。
- 取引のレビューによる診断と防御が注目されており、これにより脆弱性の可視化と対処が新たな方向性として活用されています。
- ハワイのホームレス支援へのITソリューション開発が進行中であり、アイデンティティ確認や記録管理にAIが活用される予定です。
次世代AI技術の進化とNECの取り組み
航空会社の顔認識システムについて
- 現在、航空会社の顔認識システムについて、Microsoftとの協力によってNDP(国内旅客便プログラム)に展開を計画している
- 3年前までは各空港ごとに別 々だったが、NDPと生体認証を使用して80ヶ所に展開されている
- Thetaという空港サービス会社がNDPを用いて16箇所の空港に展開し、今後はアメリカに焦点を当てる予定
- これにより、空港での手続きが全てデジタル化され、顔認識によりスピードが向上している
- また、Oracle、Amazon、Microsoftのクラウドを用いて3年かけてインフラを整備し、国内外のハイブリッドな環境を提供可能になっている
- さらに、国内でのサービスを安全に提供するために、閉じた環境でのサービスを検討している
- AIとIOTの開発においても力を入れており、独自のインフラを構築することでサービスを差別化している
航空会社の顔認識システムについて
NECの最新技術と人材について
- 日前の8月28日に発表されたのはフォークリフトです。